水平穴開け治具の製作 [工具]
角材の木口や板材の木端、木口への穴あけ用治具を作りました。
角材を組んでダボ継ぎする場合、小さな木口面に垂直な穴を開けるのは結構難儀です。
最近作ったルーターテーブルの骨格はダボ継ぎですが、ツーバイフォー材の木口への穴あけは、基準面が小さいく直角出しはなかなか難しい。強引に締めあげてもダボ継ぎ面の各所に隙間が(^^;)。
角材でも、この程度の長さなら直角出しの治具があればボール盤でもなんとかなるけど、長い材になると大型治具や大型のボール盤が必要になる。
市販の治具もあるが、結構取り扱いが面倒だったり、精度が?であったり、もう少し汎用的に使えるものがないかと思っていたら、Matthias Wandel氏のHPにありました。
そのまま真似するのも芸がないので、ドリルの上下角を微調整する機構を付けてます。
基本的な使い方は、こんな具合。
平面の上に、基準とする角材を固定。
角材と並行に穴を開ける材を固定し、治具も角材に添って滑らせて穴を開ける。
問題は、ドリルが角材と平面に対してちゃんと並行になっているか。
今回工夫した、ドリルの上下角の調整部がこれ。
平面をスライドする四角フレームの間に、ドリルを固定する可動式のベースを配置し、ベースの後端部をわずかに上下に可動・固定できるようにしてます。
蝶ナットがついているのが引きねじ。黒いのが押しねじです。
調整するときは、蝶ナットを緩め、左右2つの押しねじを押したり引いたりでドリルベースの高さを調整します。
ドリルが水平になったところで、蝶ナットを締めて高さ固定。
ドリルベースの前端部は、両端でフレームと支持。
片側は、ベースに開けた穴にバネを、その上から6mm真鍮ピンを押し込み、
指でピンを抑え込んだ状態でフレームを被せ、フレームに開けた穴にバネでピンを押し込む。(猫ドアのドアの支持部と同じ)
外すときは、フレームの外側に開けた小穴からピンをベースの中に押し込めば外せます。
これ、穴の直径の調節が難しいところです。大きすぎるとがたが出るし、小さいとピンがスムーズに動かない。今回6mmドリルで穴を開けましたが、真鍮棒が6mmよりわずかに大きくピンを押し込むと相当きつい感じ。そこで同じ真鍮棒にグラインダーで縦に切れ目を入れてこれを電動ドリルにくわえて穴に押し込み、
穴径をわずかに広げました。(このアイデアもMatthias Wandel氏のHPのどこかに・・・)
少し緩くなりすぎた感じもするが、ピンの動きはスムーズになります。
もう片側は、ベース側に5mmの鬼目ナットを打ち込んで、フレームの外側からボルト締められるようにしてます。
これで、ベース前端部を中心に、上下動する。
ベースが下った状態
上がった状態
少し凝りすぎのきらいが・・・蝶番でもよかったような・・・(^^;)
続きがあるが、長くなるので、今日はこの辺で・・・(つづく)
角材を組んでダボ継ぎする場合、小さな木口面に垂直な穴を開けるのは結構難儀です。
最近作ったルーターテーブルの骨格はダボ継ぎですが、ツーバイフォー材の木口への穴あけは、基準面が小さいく直角出しはなかなか難しい。強引に締めあげてもダボ継ぎ面の各所に隙間が(^^;)。
角材でも、この程度の長さなら直角出しの治具があればボール盤でもなんとかなるけど、長い材になると大型治具や大型のボール盤が必要になる。
市販の治具もあるが、結構取り扱いが面倒だったり、精度が?であったり、もう少し汎用的に使えるものがないかと思っていたら、Matthias Wandel氏のHPにありました。
そのまま真似するのも芸がないので、ドリルの上下角を微調整する機構を付けてます。
基本的な使い方は、こんな具合。
平面の上に、基準とする角材を固定。
角材と並行に穴を開ける材を固定し、治具も角材に添って滑らせて穴を開ける。
問題は、ドリルが角材と平面に対してちゃんと並行になっているか。
今回工夫した、ドリルの上下角の調整部がこれ。
平面をスライドする四角フレームの間に、ドリルを固定する可動式のベースを配置し、ベースの後端部をわずかに上下に可動・固定できるようにしてます。
蝶ナットがついているのが引きねじ。黒いのが押しねじです。
調整するときは、蝶ナットを緩め、左右2つの押しねじを押したり引いたりでドリルベースの高さを調整します。
ドリルが水平になったところで、蝶ナットを締めて高さ固定。
ドリルベースの前端部は、両端でフレームと支持。
片側は、ベースに開けた穴にバネを、その上から6mm真鍮ピンを押し込み、
指でピンを抑え込んだ状態でフレームを被せ、フレームに開けた穴にバネでピンを押し込む。(猫ドアのドアの支持部と同じ)
外すときは、フレームの外側に開けた小穴からピンをベースの中に押し込めば外せます。
これ、穴の直径の調節が難しいところです。大きすぎるとがたが出るし、小さいとピンがスムーズに動かない。今回6mmドリルで穴を開けましたが、真鍮棒が6mmよりわずかに大きくピンを押し込むと相当きつい感じ。そこで同じ真鍮棒にグラインダーで縦に切れ目を入れてこれを電動ドリルにくわえて穴に押し込み、
穴径をわずかに広げました。(このアイデアもMatthias Wandel氏のHPのどこかに・・・)
少し緩くなりすぎた感じもするが、ピンの動きはスムーズになります。
もう片側は、ベース側に5mmの鬼目ナットを打ち込んで、フレームの外側からボルト締められるようにしてます。
これで、ベース前端部を中心に、上下動する。
ベースが下った状態
上がった状態
少し凝りすぎのきらいが・・・蝶番でもよかったような・・・(^^;)
続きがあるが、長くなるので、今日はこの辺で・・・(つづく)
2015-09-08 21:24
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