CNCでレタリング [CNC]
CNCで文字を彫る。
3年ほど前に一度やったことがあるが、はて、どうやったか?と記憶を呼び起こしながらやってみる。
方法はいつものCNCの手順と大きな違いはない。
InkscapeでSVGファイルを作り、これをJscutでGコードにするというお手軽手順。
まず、Inkscapeで文字を入力し、実寸サイズに合わせて拡大する。
この状態では、文字はオブジェクトなので、パス変換しSVG形式で保存。
Gコード加工前のCADデータは、これだけで完成。
続いて、JscutのサイトからローカルのSVGファイルを開く。
最初に各種設定を行うが、通常の切削と違うのは、ビットがVビットになる点。
Jscut 左下のToolで刃先のAngleを60°にする。
最も太い部分の直径は10mm。
JSCUTの標準の単位表記はインチなので、右上の「Make all mm」をクリックしてmm単位に変えておく。
加工範囲の指定は、図の文字部分をクリックする。
指定した範囲は、青に変わる。
範囲指定した状態で、加工内容の指定をする。
右上のOperationのプルダウンでVpocketを選択
ここで、Generateをクリックすると、指定範囲が黒に変わって、これだけでGコードができる。
シミュレートタブを開いてイメージで確認
これをローカルにダウンロード
Gコード実効プログラム(bCNC)で実行した結果がこれ。
少し字が薄いというか、彫りが浅かった。
Z軸の原点(今回は材料の天面)の設定位置が少し高過ぎたようだ。Vビットは先端が簡単に材に刺ささるので原点合わせが難しい。
完成品のブレット&フルーツケース。
う~ん、文字はもう少し大きいほうが良かったかな。
巧く彫れましたね!ナイスです。
by ボロ爺 (2021-03-31 13:17)
コメントありがとうございます。
ただ、もう1mmぐらい深く掘っても良かったですね。
次回は、上下軸(Z軸)の位置合わせをもう少し適切にしたいところです。
by sw454457 (2021-03-31 20:38)