IQランプを作る
なかなか幻想的な写真。
前回に引き続き照明系です。
照明を消すとこんな具合
まったく表情が変わって面白い。
これ、IQランプ(IQ lamp)というランプシェードです。
左の一灯式ペンダントのシェードを取って、ランプだけを中に入れている。
こういう形状のシート30枚を組み合わせて作る。
このシートをレーザーカッターで切り出すべく、習作のつもりでずいぶん前から作り始めていたがようやく完成した。
素材は、ポロプロピレンのシート
厚さが0.75mmもあって、実はもっと薄いほうがよかった。
これに30枚のシートが無駄なく収まるようCADを作成。
このサイズだと出来上がりは20cmになる。
ここからが結構大変。曲線の集合なのでデータが重い重い。
インクスケープで図形の一部を見たところ・・・・細かすぎる。
データを間引くべきだったが、当時は方法がわからずそのままGコードを作る。
が、重たすぎるので一行、5枚のみのをカットするGコードにし、
1行終わるごとに、シート現物かY軸原点を75mmづつ動かすことにする。
しかし、0.5Wの半導体レーザーでは全く歯が立たず。
5cm/分で送ってもレーザーが当たった部分に溝はできるが、切れる気配がない。それでもこの速度だと1行5ピースの加工に50分近くかかってしまう。
結局、最後はハサミやカッターで切り刻み、切れ込みの先端部分はボール盤で3.5mmの穴をあけた。
途中中断もあったりで、完成までになんと半年!
で、アマゾンを見ると40cmのものがこの値段。
IQランプが欲しいだけなら買った方がはるかにお得です。
2017-11-18 14:53
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