バンドソーで蟻接ぎに挑戦 [バンドソー]
バンドソー専用の置き場がないため、これまでルーターテーブルと丸鋸テーブルの間を行ったり来たり。
バンドソーにしては軽いとはいえ、多分20kgは超えるであろうテーブルを頻繁に持ち上げて動かすのも難儀なので、専用架台を作る。
バンデル氏がバンドソーでアリ接ぎ部分を切り出しているので、同じく試してみる。
フレーム材は2×4。接いだときのモールドの段差が気になるので、木端面のみルーターテーブルでプレーナー掛け。本当は全面できればよいのだが・・・。
アリの女木は、接合する板面に対して10°の傾斜切りになるため、バンドソー用に材を傾斜させる補助テーブルを作る。
最初、2つの溝を並べて開けたが、治具と材を一緒に90°回転させながら僅かな隙間を縫って切断するという高度なテクニックが必要になる(笑)。
一度うまくいっても・・・
同じように再現するのが難しい(笑)
手持ちの一番細い6mmブレードを使ったが、この切断はもっと細いブレードがないと難しい感じがする。
4つ作ったところで断念し、残りの接合はアリ1重で接ぐことにする。
男木に重ねて切断部を転写
男木は傾斜治具は使わないため簡単。
はめてみる、スムーズに入る。もう少しきつくてもいい感じもするが・・・
前後フレームが一応完成。この後、接合面を中心にサンダーを掛ける。
前後のフレームは四隅に桁を渡し、ダボ接ぎで接合。
ダボ接ぎは手軽な感じもするが、穴の数が多いと結構面倒。
今回は、16面、各4箇所なので64箇所の穴開けがある。
桁長は23cmなので、木口のダボ穴はボール盤で開ける。
それでも、卓上ボール盤では高さが足りず、ヘッドを90°回転させ、ベースを少し嵩上げする。
以前作った水平穴開け治具があるのだが、連続穴を正確な位置に開けようとするとスペーサーをいくつも入れたりでこういう穴開けは向かない・・・なら、どんな穴開けに向くのかと(^^;
治具を少しずつ動かしながら固定できるような台座があればよいのだが。
ダボ穴とフレーム組の精度が?のため、一度に接合しないと最後の方で穴がずれそうなので、ボンドが乾く前に一気に全ての接合部を接着。それでも、結構芯ずれしている。最後はハンマーで叩き、ハタガネで締める
結局、ボンドのクローズド時間をかなりオーバーしてしまったようだ。
一応筺になったので、バンドソーを置いてみる。
天面に空いた穴からキリコが落ちて、抽斗の最上段に溜まる算段。
2016-02-26 21:59
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コメント(3)
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初めまして。
たまたまこちらのブログを拝見し、非常に良くできたバンドソーを自作されているのをみて嬉しくなりました。
私もバンドソー初め、様々な木工機械などを自作し楽しんでおります。上記URLは日本語版です。是非ご訪問下さい。
ただ、使えればよいというレベルの物ですが、それでも役立っております。こちら様のような丁寧な作りではありませんが、とりあえずはこんな物でも使えると言う事で、ごらん頂ければと思います。
コメントなどいただければ幸いです。
by たかおじさん (2017-02-07 22:50)
失礼、先のコメントで上記URLと書きましたが、本文中には表示されないですね。
http://www10.big.or.jp/~takaoji/japanese.html
です。
by たかおじさん (2017-02-08 10:18)
はじめまして、「たかおじさん」さん。
コメントありがとうございます。
私の場合、メカニズム等はほぼ原プランの丸写しで、オリジナリティという点では見るべきものはありません。初めての本格的木製機械作で、それをどうやって加工し、形にするかという点で精一杯だった感じです。
HPを拝見しましたが、メカニズムなどオリジナルの要素があふれたバンドソーですね。
そのほかも色々自作されているようなので、今後、参考にさせていただこうと思います。
by sw454457 (2017-02-11 11:14)