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杉を接ぐ 後編 [木工]

スケッチアップによる完成形
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直角は蟻接ぎにする。
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これが男木。
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以前作ったバンドソー架台本棚2号はバンドソーに傾斜したサブテーブル
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だけで作ったが、
今回は板幅が40cmで、バンドソーで懐が足りなくなる部分は、
手鋸で不要部分を切り取り、最後にノミで仕上げた。

男木を天板の接合面に置いて、現物あわせで罫書き線を入れて
切り取る。
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若干のみで整形しただけでほぼぴったり。
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アリ接ぎは、接ぎそのものがデザイン上のアクセントになる。
中棚は、1×4を芯に両面に5mm合板を貼り、天面と前面にメラミン板を張り付けた。
棚部分の接合は、鉄製アングルの金具を両脚に付けて、それに棚を載せてねじ止めしただけ。
棚の木口面を金具の厚み分3mmほどトリマーで彫り込んで、
脚との間に隙間ができないようにしている。

タグ:蟻接ぎ DIY 木工
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杉を接ぐ [木工]

杉は柔らかいので、もっぱら建築用という印象がある。
家具などのに使われることは少ないようだが、木目が美しい芯材の良質な杉板が目にとまり、創作意欲がわく。
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厚さ30mmとボリューム感もなかなか。
柔らかくて傷がつきやすいが、加工は楽だ。

幅が200mmなので、2枚をポケットホールジョイントとボンドで接ぐことにする。
ポケットホールジョイント用ジグは、こんな安物
を持っているが、何カ所も穴開けすると、クランプで取り付け・取り外しが面倒なので最近はほとんど使っていない。

で、最近のポケットホール開けはもっぱらこの方法。
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材に捨て板の角材をクランプで固定、材と角材の境目より少し角材側にフリーハンドで斜め穴を開けるだけ。角度の目安は15°程度。
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捨て板を付け替えることなく一気に一連のホールが作れる。
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材の木端は、片側が山、反対が谷になっており、山と谷を合わせるだけで楽に羽目合わせできる。
最初、こんな保護材を木端の両側に固定、
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ボンドを接続面に塗布しハタガネで締めたが、ソリが出るため、各所の固定が必要になる。また、山・谷の中心がずれているせいで、接ぎ面に段差が生じてしまう。
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結局、2枚を平面に並べ、コースレットをネジ込んだ方がいいようだ。
これだと表面の段差や、締めによる反りも生じない。

ネジを入れたところ。
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これにダボを挿し込み、はみ出した部分を切り取り、研磨すれば完璧なのだが、ホールは裏側や目につかない位置なので、今回は省略する。
ネジは65mmのコースレットを使用したが、ねじ込み角度が大きすぎると、反対側にネジの頭が出る。
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ここがフリーハンドの難しいところ。(^^ゞ
タグ:木工 DIY 無垢材
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TV台を作る [木工]

 個人的には、TVはほとんど見ないのだが、TV台はよく作る(笑)
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 これは、要望があって作った娘のTV台。
 低いキャビの上にTVやディスクプレーヤー、ハードディスクなどが占領していてなんともむさいので、これらを整理する意味合いもある。

 最初は、オーソドックスにこういう設計をしてみたが・・・
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 パーソナルスペースからのアクセスを考えると台の斜め方向からTVを見るか形になるため、こういう三角形状がものぐさ太郎には最適であることを発見する。
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棚板は、40cm×90cmの化粧板を斜めに2分割して整形する。
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切断した木口には、フレームと同じ材種の薄板を貼りつける。


この棚の左右から5cm(4cm)×2cm断面の角材を組み合わせたフレームを作り、両側から挟み込んで、スクリューで止める。


角材の接合は、簡易にダボ組とする。
通常、ダンボ穴開けにはこういう治具が便利でよく使っているが、

治具の2本のポールで材を挟み込んで中心・垂直出しをする関係で、小さい木口断面や木端の端への穴開けには使いずらい。

そこで、フレームにする角材の一部を切り取って、こういう感じに穴を開けた治具を作る。確か、Youtubeのマリウス・ハンベルガーのチャンネルで見たテクニックだ。IMG_6803.jpg


木口には、こういう感じに重ねてクランプで固定し、穴をガイドにしてドリルで穴を空ける。
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もとは同じ材、同じサイズになるので、位置決め精度は文句なし。


相方の木端にも同じ治具をクランプで固定し、ドリルを通す。
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写真をあまり撮っていなかったので分かりずらいが、組む相方の方向をよく考えて治具を当てないとうまく接合できない。
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で、できたのがこれ。
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猫はなかなか好奇心旺盛です。
フレーム側には、棚を落とし込むために、ルーターで2~3mm程度の溝を掘っている。
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猫が邪魔して下の方が見えないが、
狭い方のフレームの横方向を繋ぐ材はウォールナット。
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濃い色をワンポイントにして少しカッコよさを狙った。
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ミラースタンドに挑戦(4) 完成 [木工]

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 切り出した背板と後脚を仮組みしてみる。
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 後ろから見たところ
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 フレーム前面の足の底辺が床面にきれいに接するよう後脚の位置を決める。
 フレームのたわみでサイド部に浮き上りが・・。

 バンドソーで切り出した背板固定用の木片
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 これをフレームにネジで止め、爪の部分で背板を押さえ付けて固定する。
 背板を厚くしたせいで、想定より大ぶりになってしまった。

 固定したところ
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 後脚は背板に取り付けた2枚の板の間に挟んでネジ止めしたが、1枚でよかったかもしれない。

 オイルを塗る。色はナチュラルだが、一気に色合いが濃くなり色調も変わってしまった。
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 ミラー鏡面と接しているフレーム裏面は、ミラーに白木が映り込まないよう黒の油性ペンで塗り潰している。
 ただ、窓枠断面部分の白地はそのままなので、映り込みがすこし気になる。

 キャビ上にディスプレイ。
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 デザインの粗が出ないよう、なるべくシンプルを心がけたつもりだが、シンプルというのとはちょっと違うような・・・(^^;
 最後まで迷った張り出し脚には疑問が残る。

ミラースタンドに挑戦(3) [木工]

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 このフレームを8°後方に傾けて固定するのだが、前に転倒しないよう、左右の下端に突起のような足を付けることにする。

縦の線が床面、横線がフレームと接する線か。
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この足の間のスペースは間が抜けるので、小棚を渡すことに。
棚を水平にするため、フレームと接する面も8°傾斜させる必要がある。
バンドソーのテーブルを現物合わせで傾斜させ、棚の接面をフリーハンドで切断する。
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 切断面はサンダーだけで問題ない平滑レベルになった。

フレームとの固定は、0番の ビスケットトジョイントで。
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 中央の棚を接合するジョイントは、棚に水平に開けたジョイントにはまるよう8°傾ける。
右側の穴は、ジョイターを当てるあてぎがずれてしまい、埋め木をして開けなおし(^^;

足を固定したところ。
 フレーム側の底面も8°傾斜させ、足の底面と同一平面に。
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 フレームの鏡窓の淵に溝を掘った際のビット落とし込み穴が目立つ。
この部分を削り取って、埋め木で修正することに。
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 フォスナービットで穴を開け、
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 これに嵌める材をルーターの円盤治具で整形する。小さい材をルーターに当てるのは怖いところだが、裏側にピンがきつく刺さっているので安定している。
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 嵌めたところ。
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 実はこの部分には、ミラーに開いた吊穴を隠すというもう一つの機能がある。・・ただ、もうちょっと上のほうがよかったか。

 つづいて、バンドソーの円盤切治具で裏板の切り出し。
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 この材、当初はもっと薄い材にするはずだったが、
フレーム側のたわみがあったため、フレームべースと同じ15mmの合板を使うことに。
 これを基準面にし、フレームをのたわみを取れば、ミラーへのストレスも軽減することができる。

 裏板にフレーム裏面に落とし込む段差を切る。
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 ルーター円盤治具は簡単なつくりだが大活躍。
 クランプで止めた板は治具のストッパー。材を治具のピンに通し、スロットに沿ってストッパーまで送り、その位置で材を一回転させる。

 段差の幅は約2.5mm
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この上面にミラーを両面テープで固定し、フレームを被せて固定する。

ミラースタンドに挑戦(2) [木工]

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 貼り付ける薄板をバンドソーで挽き割るが、普段使い慣れない16mmブレードに替えたところ、ベルトテンションが足りなかったのだろう、板厚にムラが・・・。

 ここで板の厚さを揃えておくべきなのだろうが、とある所の自動かんなを使わせてもらいえそうなので、かまわずに貼ってあとから平滑にすることにする。
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貼る方向も両サイドから中央に攻めているが(^^;これだと最後の隙間合わせが面倒。

DSC_5392.jpg 自動かんなをかけたところ。
 やはり本格的な木工機械は違う。少し削り残しがあることに後から気づいたが、最大で3mm程度あった凸凹が一発でこのとおり。

 ただ、あちこちに板の継ぎ目に隙間が出来ている。
 本来であれば、板を貼る際にしっかりと締めるべきなのだが、形状的にも締めるのが難しい。

 これを何時もの手で、同じ材のキリコで埋めてボンドで固める。ヴァンデル氏のHPで見つけたテクニックで、小さな隙間ならほとんど目立たなくなる。
 まず、ボンドを隙間に入れる・・・ちょっと少ないような。
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 この上にキリコを振りかけ指で擦り込む。
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 乾ききらないうちに、隙間からはみ出した部分を削り落とす。
 埋めるには少し幅が広すぎたか・・・・。
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 ちなみに、キリコはバンドソー架台のキリコ溜めに紙を敷いて集めたもの。
 樹種ごとにドリンクカップに入れてストックしている。・・マメですね(笑)
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 フレームベースを基準にはみ出した部分をトリマーで目地払い。
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 内窓の縁をさじ面でモール処理し、手でサンダーをかける。
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 板の継ぎ目は余り目立たなくなったが、木目の向きをもう少し揃えたかった。

ミラースタンドに挑戦 [木工]

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 直径約40cmというかなり大きなミラーがある。
 洗面所などの壁に固定するものか?
 吊るためと思われる穴も開いているのだが、この大きさを一箇所で吊るのも不安がある。

 これを何とかできないか、いいデザインはないかと以前からネットで探していたが、これはというものが見つからない。
 なら、オリジナルデザインでと(笑)・・・、
 しかし、もろインテリアなので、素人が下手に装飾しても墓穴を掘りそうで、なかなか難しい。

 構想を温めること数ヶ月(笑)、ようやくミラースタンドとして生かすプランが大方固まり、こういうCADを書く。
CAD22.png
 
 作り始めてからもプランが次々に変わったせいで、落書き状態だが、
単純にイメージや寸法確認、テンプレートを作るだけなのでこれでよい。
 基本構造は、ミラーとの固定は、円形のフレーム枠の前面にミラー落とし込みの段差を作り、背後からミラーをはめる。後ろから同じサイズの板で蓋をし、これを押さえて固定。
 フレーム支持は、背面に一本脚を取り付け、フレームの前面左右から張り出した足の3点で傾斜支持する。背面の脚の角度を可動式とし、ミラーの傾き変えられるようにすることも考えたが、そこまでする必要性も?だったので、製作途中で固定式に改めた。

 まず、フレームベース切り出し。
 外周円形部分を即製の簡易コンパスで描く。
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 下部はCADから印刷したテンプレートを貼り付け。
 バンドソーのフリーハンドで切り出す。
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 円の中心に6mm穴を開け、ルーターの円盤治具で外周部を切削し、外周を整える。
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 本来、反時計回りに回転させて切削するのだが、修正のため途中で逆向きに回転させてしまったところビットが材に食いついて引っ張られ、削らなくて良いところまで削ってしまう(^^;
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 ルーターはこれに気を付けないと危険な目にあう。

 続いて、フレームの鏡が入る部分の窓抜き
 まず、裏側からミラーの落とし込みを9mmの深さで掘る。
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 切削円の直径はミラー直径+3mm
 3mmはフレームと鏡の間に入れる緩衝材の厚み。
 予め開けた12mm穴にビットを、フレームの中心の穴にジグのピンをはめ、ピンを支点にして一周させると溝が掘れる。
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 続いて、これを裏返し、フレーム表側の窓の縁になる部分を深さ6mmで切削し、フレームと中心部分を分離。
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 半径は上より1cmほど小さくすることで、ミラーを支える切り欠きができる。
 横に渡した板には、フレームが切り離された際に、芯がずれてフレーム側を切削しないようにするためのもの。中心に開けた穴にジグのピンを入れ、フレーム側に仮止めするとフレームが窓と同軸で保持される。
 切り出した円盤は、今回は使うあてがないのでストックに・・・。

 これをこのままフレーム材としてしても問題ないのだが、合板の白地だけではなんとなく締まらないので、この表面にウォールナットの薄板を貼り、ツートーン断面にする。
 ここが今回の木工のチャレンジ部分であると同時にオリジナルデザイン(笑)のポイントになる。
(つづく)

スピーカースタンドを作る  [木工]

 本棚を作った25mm厚の集成材の残り端材がスペースを取るので、
その有効活用として、スピーカーを載せるスタンドを作る。
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 インテリアとしての見た目から、スピーカースタンドには適度なボリューム感と堅牢さの演出があったほうがよい。よく使う18mm厚の集成材ではちょっと貧相さが伴うが、25mmあれば申し分ない。

 問題は、板取り。
 残りものの寄せ集めなので、よく考えないと材料が足りない。
 考えること数日(笑)、底盤部は15cm幅の2枚の板を接ぎ合わせ幅30cmにし、
ポール部は、それぞれ幅の違う3枚の板を横H形断面に接合、加えて、前後を繋ぐ真ん中の材を他より短くすることで何とかなりそうだ。

 スピーカースタンドは、垂直の荷重を支えるだけなので接合部にそれほど強度は必要ない。ポールと天板・底板との接合部のみダボ接ぎ、
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それ以外はすべてボンドでイモ接ぎ。
 簡単と思いきや、ポール部の組立てに思わぬ落とし穴が・・

 上から見てH形に組む3枚の板のうち、中央の板を挟む両端の二枚に少しでもねじれがあると天板と底盤の接合面にがたつきが生じる・・。結局、ポール部両端を何度か丸鋸とカンナで修正することに。
ポール部は最初に組んでしまわず、底盤に1枚ずつ固定していくべきだったと反省。

ダボ穴開けでは久しぶりにダボ用ドリル刃ガイドを使う。
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 ジグの四隅についた円柱状の突起4つのうち2つで板を挟み、しっかりと密着させる。
 ジグに開いている6、8、10mmの穴からドリルを通すと、木端、木口面の中央に手軽に垂直に穴を開けることができるというもの。
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 開けた穴に芯出しキャップをはめ、これを相方の材に合わせて木槌で叩けば、穴同士の相対位置の精度だけは正確に出すことができる。
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 一気に組み立てようと、ハタガネを天板と底盤に渡して締めたところバキと音が(^^;) 底板に保護材を入れず直接ハタガネを当てたため、底盤の接ぎ合わせの接着部分が一部破断。この後ポールで継ぎ目を固定するので、使用上は特に問題ないが・・・・
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 着色オイルで仕上げ。240番のサンダーしかけ掛けなかったせいか傷やムラが目立つ(^^;)一応完成だが、インテリアとしては、もう少しオイルを重ね塗りした方がいいかも。
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 今までテーブル面に載せてデスクトップで聴いていた自作スピーカーだが、テーブル面による音の反射や共振がなくなったせいだろう、低音がはっきりして音に芯と安定感が加わった感じで一聴して良くなった。工作としてはミスが目立ったが、満足度は高い。

スライド本棚(本棚2号)を作る(その2) [木工]

 本体外郭が出来たところで、スライド棚を組む。
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 側板の厚さが15mmしかないうえに、可動する際の力も加わるので、棚板は全てビスケットジョイントで固定。 
 これでも本体の半分以下の大きさなのだが、作業場内での取り回しには気を遣う。

 スライド棚の天板部。
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 スライド棚を本体に載せた後に、スライダーを側面から入れ、スライド棚天板の裏からネジで固定。
 スライダーは、本体側の溝に収まって、棚が前後に傾かないようにする。
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 スライダーを外せば、スライド棚を本体から取り外せる。
 スライダーの位置はもっと前の方が良かったのだが・・・・
これ以上前に出すと、ルーターで天板に溝を掘る際に、アリ継ぎ部分に穴が空いてしまう。

 車輪を付ける前に本体に載せてみる。
 本体、スライド棚とも直角出しには気をつけたつもりだったが・・・右寄りに少し傾いている。
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 高さ1mで5、6mm程度の傾き。左右の車輪間が約25cmなので 、1mm強右側の車輪を高くすれば修正できるはず。

 薄板を、右側の底に挟んでみると、だいたいいいような感じ。
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 この薄板を、右側キャスターと底板との間に挟んで嵩上げする。
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スライド棚の底面はこんな具合。
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 裏側はに、どうせ目だたないからと白のプリントベニアを貼ったが・・・
 なんか安っぽい感じが(^^;黒か木目にしとけば良かった。
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 ちなみに、後ろ側の上3段の棚は固定せず、だぼに載せているだけ。

タグ:DIY 自作 本棚

スライド本棚(本棚2号)を作る [木工]

 コミックや文庫など小型の本を大量に収納できる本棚のリクエストが以前からあったのだが、プランが固まらずなかなか手がつかなかった。
 背の高い薄型も考えたが、2段重ねになるし壁面への固定がやっかいだ。地震のことも考えると結局、作り付けのようになってしまう。
 色々悩んだすえ、書いたCADがこれ。
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 今の工房で作ることができる大きさの限界ともえる幅65cm、高さ125cm、奥行き35cmという大物。
 限られた幅で収容力を増すため、前後2段に棚を設け、前の棚は左右にスライドする。

 スライド棚は、背後の棚へのアクセスのためのデッドスペースが生じ、スペース効率的には?なのだが、限られた横幅のなかで、奥行き方向を有効活用する方法として有効だろう。
 まあ、それもあるが、スライド棚のメカニズム考え始めると、なんとしてもスライド機構を作りたくなったのもある(笑)

まず外枠。
 軽量化とコストダウンのためバンドソー架台で作ったツーバイ材によるフレーム構造も考えたのだが、さすがに室内家具にツーバイ材を素で使うのも気が引ける。自動かんながあれば・・・・

 結局、外郭は25mm厚の集成材をアリで組むことにする。
 バンドソー架台のフレームでは38mmの組みしろに対してアリの角度が10°だったが、これはそこまで厚さがないため、アリの角度は14°とし、新たに14°傾斜のサブテーブルを作る。
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これがバンドソーで切り出した女木(側板)。
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 切り出し部分の幅が十分ある点で、切り出しそのものは難しくないのだが、
材の長さが1mを超え、結構な重さがあるので、これを手で支えながら狭い作業場で回転させのは、かなり厳しい作業になる。

 これが男木(底板部)
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 縦に平行に入っている溝はスライド棚の車輪を落とし込むレール。

 材は比較的硬いパイン、車輪もゴムなので摩耗の恐れはないと思うのだが、装飾的な味付けも兼ねて底に欅の薄板を貼る。
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スライド棚の底にはこのキャスターを取り付ける。
DSC_5092.jpg 

 このあと、外郭を組むのだが、持っているハタガネが60cmで長さが足りない(^^;
しようがなくベルトクランプを掛けてみたが、明らかに役不足。
 それでもきつめのアリ組なので、固定自体は問題ないようだが、部分的に隙間が空いてしまった。

置き場に困って、ひとまず玄関に置いたところ・・・・さっそく興味を示す我が家のネコ。
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タグ:DIY 本棚 自作

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