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スピーカースタンドを作る  [木工]

 本棚を作った25mm厚の集成材の残り端材がスペースを取るので、
その有効活用として、スピーカーを載せるスタンドを作る。
IMG_0351.JPG
 インテリアとしての見た目から、スピーカースタンドには適度なボリューム感と堅牢さの演出があったほうがよい。よく使う18mm厚の集成材ではちょっと貧相さが伴うが、25mmあれば申し分ない。

 問題は、板取り。
 残りものの寄せ集めなので、よく考えないと材料が足りない。
 考えること数日(笑)、底盤部は15cm幅の2枚の板を接ぎ合わせ幅30cmにし、
ポール部は、それぞれ幅の違う3枚の板を横H形断面に接合、加えて、前後を繋ぐ真ん中の材を他より短くすることで何とかなりそうだ。

 スピーカースタンドは、垂直の荷重を支えるだけなので接合部にそれほど強度は必要ない。ポールと天板・底板との接合部のみダボ接ぎ、
DSC_5177.jpg
それ以外はすべてボンドでイモ接ぎ。
 簡単と思いきや、ポール部の組立てに思わぬ落とし穴が・・

 上から見てH形に組む3枚の板のうち、中央の板を挟む両端の二枚に少しでもねじれがあると天板と底盤の接合面にがたつきが生じる・・。結局、ポール部両端を何度か丸鋸とカンナで修正することに。
ポール部は最初に組んでしまわず、底盤に1枚ずつ固定していくべきだったと反省。

ダボ穴開けでは久しぶりにダボ用ドリル刃ガイドを使う。
DSC_5182.jpg
 ジグの四隅についた円柱状の突起4つのうち2つで板を挟み、しっかりと密着させる。
 ジグに開いている6、8、10mmの穴からドリルを通すと、木端、木口面の中央に手軽に垂直に穴を開けることができるというもの。
DSC_5181.jpg

 開けた穴に芯出しキャップをはめ、これを相方の材に合わせて木槌で叩けば、穴同士の相対位置の精度だけは正確に出すことができる。
DSC_5185.jpg

 一気に組み立てようと、ハタガネを天板と底盤に渡して締めたところバキと音が(^^;) 底板に保護材を入れず直接ハタガネを当てたため、底盤の接ぎ合わせの接着部分が一部破断。この後ポールで継ぎ目を固定するので、使用上は特に問題ないが・・・・
DSC_5184.jpg

 着色オイルで仕上げ。240番のサンダーしかけ掛けなかったせいか傷やムラが目立つ(^^;)一応完成だが、インテリアとしては、もう少しオイルを重ね塗りした方がいいかも。
DSC_5189.jpg

 今までテーブル面に載せてデスクトップで聴いていた自作スピーカーだが、テーブル面による音の反射や共振がなくなったせいだろう、低音がはっきりして音に芯と安定感が加わった感じで一聴して良くなった。工作としてはミスが目立ったが、満足度は高い。

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