ミラースタンドに挑戦 [木工]
直径約40cmというかなり大きなミラーがある。
洗面所などの壁に固定するものか?
吊るためと思われる穴も開いているのだが、この大きさを一箇所で吊るのも不安がある。
これを何とかできないか、いいデザインはないかと以前からネットで探していたが、これはというものが見つからない。
なら、オリジナルデザインでと(笑)・・・、
しかし、もろインテリアなので、素人が下手に装飾しても墓穴を掘りそうで、なかなか難しい。
構想を温めること数ヶ月(笑)、ようやくミラースタンドとして生かすプランが大方固まり、こういうCADを書く。
作り始めてからもプランが次々に変わったせいで、落書き状態だが、
単純にイメージや寸法確認、テンプレートを作るだけなのでこれでよい。
基本構造は、ミラーとの固定は、円形のフレーム枠の前面にミラー落とし込みの段差を作り、背後からミラーをはめる。後ろから同じサイズの板で蓋をし、これを押さえて固定。
フレーム支持は、背面に一本脚を取り付け、フレームの前面左右から張り出した足の3点で傾斜支持する。背面の脚の角度を可動式とし、ミラーの傾き変えられるようにすることも考えたが、そこまでする必要性も?だったので、製作途中で固定式に改めた。
まず、フレームベース切り出し。
外周円形部分を即製の簡易コンパスで描く。
下部はCADから印刷したテンプレートを貼り付け。
バンドソーのフリーハンドで切り出す。
円の中心に6mm穴を開け、ルーターの円盤治具で外周部を切削し、外周を整える。
本来、反時計回りに回転させて切削するのだが、修正のため途中で逆向きに回転させてしまったところビットが材に食いついて引っ張られ、削らなくて良いところまで削ってしまう(^^;
ルーターはこれに気を付けないと危険な目にあう。
続いて、フレームの鏡が入る部分の窓抜き
まず、裏側からミラーの落とし込みを9mmの深さで掘る。
切削円の直径はミラー直径+3mm
3mmはフレームと鏡の間に入れる緩衝材の厚み。
予め開けた12mm穴にビットを、フレームの中心の穴にジグのピンをはめ、ピンを支点にして一周させると溝が掘れる。
続いて、これを裏返し、フレーム表側の窓の縁になる部分を深さ6mmで切削し、フレームと中心部分を分離。
半径は上より1cmほど小さくすることで、ミラーを支える切り欠きができる。
横に渡した板には、フレームが切り離された際に、芯がずれてフレーム側を切削しないようにするためのもの。中心に開けた穴にジグのピンを入れ、フレーム側に仮止めするとフレームが窓と同軸で保持される。
切り出した円盤は、今回は使うあてがないのでストックに・・・。
これをこのままフレーム材としてしても問題ないのだが、合板の白地だけではなんとなく締まらないので、この表面にウォールナットの薄板を貼り、ツートーン断面にする。
ここが今回の木工のチャレンジ部分であると同時にオリジナルデザイン(笑)のポイントになる。
(つづく)
2016-08-10 21:54
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