バンドソー(その9) 本テーブル乗せ換え、そして完成 [バンドソー]
今まで使っていた一時テーブル、厚さ15mmのパーチクルボードで、
裏側を合板で補強している。パーチクルボードは硬度もあり、テーブルとしての強度は十分で思いの外使えたのだが、もともと端材で30cm角しかないのと、表面がプリントでいずれ劣化するのが目に見えている。
それ以上に問題なのは、テーブルとフレームとの間に台座として入れているツーバイ材が余りにちゃちいものなので、ここが強度的なボトルネックになっていた。
ヴァンデル氏の16インチのオリジナルに倣い、フレームに直角に樫木のビームを固定し、両端に前回の円盤切り治具で作った軸受けを載せる。
そして、これがテーブル裏側。
軸受けの相対する位置にトラニオンの軸を固定。
回転角は45度までなのでこのような弧形状の軸ですむ。
軸の芯は、テーブル面とブレードの交わる点になる。
こうすることで、テーブルを傾けても、テーブル面上のブレード位置が変わらない。
ところで、今回初めて聞くトラニオンtrunnion、日本語では「筒耳」とか、これも初めて耳にする。元々は、大砲の筒から左右に突き出た砲身を支える円筒状の支持軸のことをいうらし。
ここで、テーブルを載せてみるのだが・・・・どうもうまくない(笑)。
前後のトラニオンの軸受け芯がズレている(泣)
いつものごとく、円弧切りが楽勝だったせいで、つい気の緩みが・・・
本来であれば、急がば回れで、ビームから作り直したほうがよかったのだが、
強引に手前の軸受けを切断し、再度ダボで繋ぐことにする。
手前の軸受けは薄くなってしまったので作り直し。
ちなみに、これが最初に作った3枚合わせの部材
固定ボルトを中心に通すため、ヴァンデル氏の「簡単な方」のプランにならったのだが、同じものを作るのもさすがに飽きたので、
ボルトを通す溝をトリマーで彫ることに。
これのほうが製作法としては簡単だと思う。
これを再度ダボでビームに接合・・・しかし、ダボの穴あけ精度の問題か、やはりまだ芯がずれている(泣)。
トラニオンの芯が軸受けのアームの固定位置と離れた位置にあることで、接合個所のわずかな誤差が拡大される。この部分、思った以上に敷居が高く、今回の製作で一番精度が要求される部分かもしれない。
それでも、一応垂直は確保。
45度傾斜は・・・・44度程度か(笑)
軸の芯の上下方向のずれが影響しているようだ。
まあ使えないレベルではないし、ひとまずこのまま使ってみる。
そして、待ちに待った(笑)カバーの塗装に入る。
まず、発色をよくしソリッド感を出すため軽く下地剤を塗る。
続いて、本塗装。・・・そして色は何と赤!
最初は青と思っていたのだが、何故か魔が差したように赤に変更(笑)
まあ、テーブルと、架台の黒には合う。
ちなみに、テーブルは黒着色にウレタンの手塗り。
塗料がのった新聞紙を見るとわかるが、
少々塗っても、下地の色や明度差は残ってしまう。
下地剤を塗ることで、厚塗りしなくてもインパクトのある赤になった。
しかし、バンドソーに何を求めているのか?インパクトあり過ぎのような気もする。
2016-03-28 20:22
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