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CNCテーブルの製作 [CNC]

 Y軸フレームの位置決めと加工材料を配置、固定するためのテーブルを作る。
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作業台を作って、これにCNCを直づけできればフレームの構造は必要ないが、作業台も何時作れるかわからないのでX-carveと同じ20×20アルミフレームに18mmの板材を載せて造る。

 板材は、MDFの方がよかったのだが、たまたま入手できず。平滑で比較的反りが少なそうな18mmのシナランバーコアで代用した。


 材料固定メカニズムは、クランプをボルトでテーブル面に押し付けて固定する。テーブル裏側に10cm間隔で仕込んだ6mmの鬼目ナットを埋め込む。
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 垂直にそれほどこだわる必要もないが、穴の品質を揃えようとこういうドリルスタンドを購入。若干スライドの滑りが悪い部分もあるが、この程度の作業には十分な感じ。
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 また、鬼目ナットの下穴8.7~9mmに対して、9mmのドリルビットを使用したが、ランバーコアは芯が軟材のため、鬼目ナットの効きが弱すぎ。8.5mmを使うべきだった。

ここで、使い残しのウレタンニスが少しあったので、全面に1回だけ吹き付けた。湿気による変形防止を狙うのなら、もっと徹底的に重ねた方がいいが、余り重ねては、テーブル面へのマーキングが難しくなる。

 フレームは配置はX-carveと同じ、短辺に左右中央の計3本を平行に配置し、
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 これを前後から挟みこむ形とし、テーブル正面からボルトを通して、フレームの溝に入れた角ナット入れて固定する。ボルトはいずれもM5で、長編が4本、短辺が2本。
 ボルトの頭が出ないよう、トリマーで4mm程度の掘り込みを入れる。
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 掘り込み用に造った治具。
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IMG_6092.jpgしっかり固定していなかったので、切削中にずれが(^^;

 テーブル表からボルトを通し、角ナットを少しだけはめる。
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 角ナットをフレームの溝にスライドさせて仮置き。
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 4本のフレームは全てこの方法で固定、残る一本は、予めフレーム側にボルトをセットし、テーブル側面の切り欠き溝に横から滑り込ませたが、そこまで厳密にする必要はなかったかもしれない。

 フレームの接合部6箇所のコーナーには
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直角固定のブラケットを入れる。10300437260.jpg

 ここまで、全てのネジは最初緩めにしておいて、フレームとテーブル面の位置を確認(ランバーコアの各辺はアルミフレームの各外辺より1mm小さくなるよにしている)したあと締める。
 板のコアが柔らかい上に、フレームのねじ込み代が6mmしかないため、ボルトを締め過ぎるとボルトが仕えて押さえが効かなくなる。やはりMDFの方が良かった。

テーブルの完成。後は、これの両サイドにY軸フレームを固定する。
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上と同じ要領で、Y軸サイドプレート通したボルトに角ナットを少しはめた状態で、テーブル側の溝に滑り込ませる。
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Y軸片側を固定して、ガントリーを載せる。
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ここでYフレームの中程に取り付けた補助の支持プレートが効いてくる。補助プレートは、一応テーブル側面にボルトで固定するようにしているが、フレーム幅がY軸レール幅と同じになるよう厳密に管理されていないと、Y軸レールの並行を狂わすことになるので、テーブルには完全に固定しない方がいいかもしれない。


残りのサイドプレートも同じようにして取り付け。
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ガントリーを前後に滑らせて左右Yフレームが並行になるよう微調整したうえで、ボルトを締める。

タグ:DIY CNC 自作

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