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小物製作(2)マイターゲージ [工具]

 最初は角度表示に分度器を使おうと考えたが、小さすぎたり、表示が読みにくかったり、高価だったりとで適当な物がない。
 そこで「分度器」と「印刷」でググるとありました。
 こちらからPDFをいただきOHPシートに印刷。・・・ありがとうございます。
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 印刷面保護のため裏側に反転印刷する。
 たまたまOHPシートが手元にあったのでこれを使ったが、紙に印刷して保護シートでも貼った方が簡単で見栄えも良かったかも知れない。

 続いて、板どり。何時ものごとくCAD作図の等倍印刷を貼り付けて切断。
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 前回の記事に載せたルーターテーブルの円・弧加工治具で角度固定用ボルトを通す円弧を掘り込む。一回ではビット高が足りないため、材料を裏返してもう一度切削。
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 ビットを落とし込むために最初に開けた穴のところ少し段差ができたが、私の工作レベルではまずまず。
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 印刷面を裏にして両面テープで板材に貼り付ける。
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 部材を組んで、ゲージ読み取りラインのアライメント。
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 読み取りラインは、前回の刃高ゲージと同じく、分度器の上に置いたアクリル板の裏側にカッターで線を入れ、赤マジックのインクを刷り込んだもの。

 ここに至って、角度の数字180°から360°なのに気がつく。
 張り替えるのも面倒なので、よく使う45°の位置さえ間違わなければよかろうとそのまま使うことに。45°の位置には印をつける。
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 そして一応完成。
 一番手前のボルトが突き出てるが、手持ちに適当な長さがなかったため。このボルトはスロットバーとアクリル板を固定するためのものなので本来蝶ナットも必要ない。
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 作っている途中で気づいたのだが、分度器表示の外側に溝を堀りここに固定用ボルトは持ってきて、今固定用ボルトのある位置よりもう少し外側にもう一本円弧に溝を掘り、ここから角度読み取りの部材をスロットバーから直出しした方がよかったと思う。この方が機構がより簡素で、読み取り部分にガタが出にくい。

小物製作 [工具]

木工用の治具など小物製作記です

まず、刃高ゲージ。
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かなり前に作ったものです。
お手本はスローライフ木工さん。
足の部分や台座がつぎはぎだらけで見た目はアレですね。
 これも水平などを確認しながら微調整をした結果(笑)・・・刃に接触する部分はフィルムが貼ってあるMDFで、表面が平滑なため、一番下に継ぎ接ぎしました。
 ゲージを挟むアクリル板も両面テープで留めてるだけです。・・・ネジだと締めたときにアクリル板に切れ込みで入れたゲージ読み取り線が動いてしまいそうであえて両面テープで留めてます。
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ゲージはめ込み溝の左側に変な材が入ってますが、溝の削り過ぎで幅が拡がり過ぎたため、スペーサーとして4mmのシナ合板を挟み込んだもの。
多分まぐれだろうが、この辺の調整で結果的に絶妙に可動部がフィットしたようだ。
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 ルーターテーブルも丸鋸テーブルも天板を持ち上げて半開きの状態で刃高調整するのだが、天板が30°程度の傾きでも、刃の下げると、これに載せたゲージも連動してスムーズに下がってくる。
機能的には、うまくいったようだ。

 続いて、ルーターテーブルの円・弧加工治具

ルーターテーブルには一応のスロットは設けたのだが、今のところ使用実績はないので、これを使う最初の治具となった。
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 板面にいくつか開いている穴からボルトを通し、これを支点に材を回転させて円形切りや円弧の溝掘りをするというもの。トリマーなどで円盤を切り出す際の治具と同じ理屈。あれはトリマーを回転させるが、これは材を回転させる。
 盤面に回転の支点となるの穴として5mmと6mmを適当に開けてます。
 切削対象の材にも支点のボルトを通す穴とルータービットをはめ込む穴をあらかじめ開けておき、支点を固定した後、今度はスロットを滑らせて材の穴開け位置に開けた穴にビットをはめ、後はスイッチオンで支点を中心に材を必要な角度回転させれば円弧掘削、一回転させれば円盤の切り出しができます。
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 特に参考とした情報源はありません・・・多分。
 これ、実はスロットを滑らせる必要はないのでは?と後から気づきました(笑)
スロットの2カ所付けた蝶ネジを締めてスロット位置を固定するだけ。
 まあ、クランプで止めてもいいのだろうけど、材を回転させるときに邪魔になる場合もあるので、それなりに存在意義はあるか。(^^;

 これを作ったのは、マイターゲージを作るため。
 マイターゲージの角度を固定するためのボルトを通す溝を掘ってます。
 これの完成はもう少しなので、続編は次回アップすることに・・・。

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